プロフィール

「INSPICE」は、金沢生まれ、金沢育ち、二人の幼馴染同士がつくったスパイスブランドです。2022年には、築100年を迎えるひがし茶屋街の町屋を改装して直営店を出しました。カフェブースも併設しており、店内にはいい香りが漂っています。

「INSPICE」誕生のきっかけは、代表の西村祥さんの料理へのこだわり。西村さんは、そもそもはIT会社の社長でした。付き合いの幅も広く、多い時には年に70回もホームパーティーを開いていたので、頭の中は、みんなを楽しませたり、驚かせたりする献立のことでいっぱいだったといいます。料理の個性を左右するのはスパイスやハーブ。西村さんは、当然のようにスパイスやハーブにはまっていきました。

世界中には様々なスパイスやハーブがあり、その組み合わせは無限大。ちょっとした量の違いでも味は変化します。これとこれを組み合わせたら、どうなるのだろうか…。スパイスやハーブは、想像力を刺激し、まるで少年のようなドキドキ・ワクワクを感じたといいます。このような楽しさをみんなにも知って欲しい。これが、INSPICE誕生のきっかけです。この夢を実現するために、「バリバリの営業マンだった幼馴染の米杉直哉さん」にタッグを組もうと誘ったのです。

最初に商品化したのはチャイ。初めて飲んだ時のスパイスの味、香り、活力などの感動が忘れられなかったからです。しかし、いざ、商品化しようとすると、そもそもチャイとは何か、なぜ、このスパイスを使うのか、茶葉や水を入れるタイミングは、どうしてこうなんだと、様々な疑問が沸いてきたそうです。全ての疑問を出し切り、チャイとはこうだという固定観念を外した後、あらためてチャイの商品化に取り組みました。いくら伝統的な原料でも、必要性を感じないスパイスやハーブは削っていきました。現在はカレー、ココア、いろいろなスパイスを混ぜ合わせた香辛料ディッシュなどラインナップは広がっています。

いずれの商品も、絶対に必要なスパイスだけ、それ以外のスパイスは徹底的にそぎ落としていくという作り方に変わりはありません。こうしたモノづくりの姿勢が金沢でも盛んな茶の湯のわびさびに通じるのでしょうか。「金沢発のブランド」として高く評価され、日本人だけではなく海外からのお客様も増えているそうです。

店長からの一言

INSPICEのコンセプトは、「今を生きる人々に、スパイスを通じて、人生を鼓舞する」。世界各地からスパイス&ハーブの原料となると植物を探求し、独創性ある調香味技術をベースに、常識にとらわれない自由な想像力で、「楽しい、嬉しい、美味しい毎日」を実感できる商品を提供しています。もちろん、ココロもカラダもよろこぶ「おいしい料理」を味わうため、無添加にもこだわります。

人によって好みがあるし、健康上の理由で摂取を制限している人もいるので唐辛子(カレー)や塩(カレー、香辛料ディッシュ)を使っていません。辛みや塩味はお客様が自由に調整できるようにしたのです。香辛料ディッシュについては、上手に使えるようになるための様々なレシピも用意しています。スパイスやハーブについて分からないことがあれば、気軽にお尋ねください。

店舗は伝統と革新が融合する古都金沢のひがし茶屋街にあります。地域の人。そして、世界中から様々な人々が気軽に訪れ、「楽しい、嬉しい、美味しい毎日」の始まりに出会える場所になることを目指しています。カフェも併設していますので、金沢に来た際には、ぜひお立ち寄りください。

アクセス

店舗名
INSPICE KANAZAWA
(インスパイス金沢)
住所
〒920-0831 金沢市東山1丁目10-2
電話番号
080-3745-7030
営業時間
10:00~16:30
定休日
水曜日

地図